
さまざまな事情を抱えた子供たちが、學園で生徒として共同生活を行っている。
しかし島自体が知られていないこともあり、教師を含めても現在の全体数は約50名ほどしか居ない。
敷地はその昔お城だったものを改装して使用しているため、あらゆる箇所にその名残が見られる。

名前らしいものも付けられておらず、本土の人間で孤島の存在を知っている者はほとんど居ない。
島は人の手が入っていないため、よく言えば緑あふれた大自然、悪く言えば未開の地である。
本土へ通信で連絡を入れない限り、渡り船が来ることはない。

“宵のセカイ”と呼ばれるモノに属し、特に人間の血を好む。
血を飲まずに人と同じ食事を摂って生きることもできるが、一度血の味を覚えてしまうとその味を忘れられず、飲み続けなければ生きていけない不便なイキモノである。